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導入の5つの目的

導入の5つの目的

1. バイオマス発電の稼働

・バイオマスガス化発電所は、電力の他に有益なエネルギーとなる熱や木炭の生成

・地域の温浴施設への熱提供や木炭を利用した産業の創出を推進

2. 地域の防災安全性の向上

・適正な間伐の促進により健全な森林環境を維持し、土砂災害リスクを減少

・避難所への電気・熱供給でリダンダンシーを確保

3. 未利用材の利用促進

・バイオマス発電所を中心とした「未利用材(=間伐材)活用システム」を構築

・未利用材の需要を掘り起こし、地域林業の活性化に寄与

4.地域における自然と人間との共生を継続

・「伐・造・護・活」のサイクルを維持・継続することで、地域の健全な森林環境を「正のスパイラル」へ導く

5.新たな地域活力の拡大

・事業運営に伴う雇用機会の創出、地域林業の活性化、新たな関連事業の起業誘導など、地域活性化を加速

環境・防災の観点における地域(自治体)の課題

近年、地方部において環境に関する多くの問題・課題が生じています。林業の担い手不足による山林の荒廃や家畜排泄物の処理の問題、ごみ処理に関する課題等はどの自治体でも共通のものとして挙げられます。また、気象変動に伴う大規模災害も頻発し、避難場所の確保や防災対策の高度化も大きな課題となっています。

地域における様々な環境面での課題とは?

荒廃が進む森林

人工林が放置状態となると木が密集し、日光が林内に入らなくなり、下草などが育ちません。下草などが育たないと土壌が貧弱となり、林地の表面浸食が起き、土砂崩れが起きやすく、山が荒廃していくのです。一度、人間の手が加えられた人工林には人の管理が不可欠です。

荒廃が進む山林1
荒廃が進む山林2

放置竹林の拡大

放置された竹林は周囲の雑木林へ地下茎を侵入させ、陣地を拡大していきます。雑木林に侵入した元気な竹は高さ20数mにも達し、他の雑木から光を奪い枯らし、次々と陣地を拡大していきます。根の深い雑木が根の浅い竹に置き換わることで斜面の強度が低下し、大雨に伴う大規模な斜面崩壊の一因となっています。

放置竹林の拡大1
放置竹林の拡大2

養鶏場における鶏糞処理

雄鳥は1日に約150gの糞をし、雄糞は堆肥化等により殆どが農地還元を中心に再利用されています。しかし、その発生量は地域間で大きな差があり、供給過多な地域も多く存在するため、地域の実情に応じた高度利用の推進が望まれています。

養鶏場における雄糞処理

「バイオマスガス化発電」の導入により問題・課題を解決

バイオマスガス化発電とは?

バイオマス発電は直接燃焼方式と熱分解方式、生物化学的ガス化方式があります。その中で熱分解方式(ガス化方式)は、その可燃性ガスを燃料としてガスエンジンで電気を作ります。比較的小規模な設備で、燃料消費量が少なく、安定した運転ができるのが特徴です。

ガス化炉の仕組み

バイオマスガス化発電の中心的な役割をガス化炉が担います。ガス化炉にバイオマス燃料を投入し、ガス化炉内で乾燥→熱分解→燃焼→還元工程を経て、可燃性ガスが作られます。その後、可燃性ガスは各フィルターを通過し、クリーンなガスに生成されます。このクリーンガスは最適な燃料としてガスエンジンに送られ、電気が作られます。

事業概要

事業名称公民連携木質バイオマスガス化発電事業
発電の形式木質バイオマスガス化発電
発電所の出力発電:800kw(予定)、熱量:2,000kw(予定)
所在地山梨県南巨摩郡南部町大和459-1(アルカディア南部総合公園スポーツセンター横)
事業主体(株)南部町バイオマスエナジー(SPC:長大が51%出資)
発電所の特長温水プールへの熱供給、木質チップ乾燥コンテナへの熱供給、非常時の防災拠点(隣接する体育館)への電力供給

実施体制

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